MT4での自動売買FX取引の始め方を詳細に解説しておりますが、今回で4回目となりました。

Part1ではMT4の概略、Part2では自動売買をするにあたって最適な業者の選び方を紹介、Part3ではMT4のダウンロード方法を解説いたしました。

今回Part4では、MQL5に登録し、シグナルを定期購読してみましょう。

MT4システムトレードの種類

一般的にシステムトレードと言えば、MT4(Meta Trader4)またはMT5で行う自動売買のことを指し、以下の2つのやり方があります。

EA(エキスパートアドバイザー)による自動売買
取引プラットフォームであるMT4/MT5のシステムの中には、世界中のトレーダーや開発者たちに使われている売買戦略自動化用のプログラミング言語であるMQL4(MetaQuotes Languege4)があり、メタエディタープログラムという開発ツールを使ってEAを独自に作成し、市場分析・注文発注・自動売買までの一連のプログラムを組み、自動売買するものです。

コピートレードによる自動売買
コピートレードとは、MQL5などからシグナルを受信し、そのシグナルをもとに自動売買するものです。
そのシグナルはプロのトレーダーが裁量トレードを行っているものもありますし、システムトレードによるものもあります。

一つ目のシステムトレードのやり方であるEA(エキスパートアドバイザー)は要約すると自分で自動売買システムが簡単に作れるツールということになりますが、簡単に作れるといっても多少のプログラミング技術が必要になるため、プログラミングをやったことがない人は難しく感じるかもしれません。

ただ自分で作らずとも、優秀なトレーダーが作成したEAを購入してインストールすることができますので、プログラミング技術に不安がある方はそのようなEAを購入してみるといいと思います。

コピートレードは上に記載したようにシグナルをもとに自動売買を行うものです。

過去にそのシグナルを使った場合にどれくらい利益を計上できたか、ドローダウンはいくらか、取引頻度や1回の取引で平均どれくらいの期間保有していたかなど様々な情報をもとに、自分でシグナルを選ぶことができます。

様々な情報をもとに定期購読するシグナルを決定したら、シグナルをMT4/MT5で受信し、そのシグナルをもとに自動売買を行うようにMT4で設定します。

この設定は全く難しくありませんし、1分程度で行えるので実に簡単です。

EAとコピートレードはどちらがいいの?

それではEAによる自動売買とコピートレードではどちらがいいのでしょうか。

私としては自分で自動売買システムを作りたいという強い願望がない限り、コピートレードをおすすめします。
※実際に私もコピートレードでの自動売買を選びました。

EAの場合は自動売買コードをシステムにインストールするので、そのコードを購入しなければなりませんが、優秀なトレーダーが作成したコードは10万円以上します。

一方シグナルは優秀なトレーダーが作成したものでも毎月$30程度で定期購読することができますし、利益が上がらないなと感じたら、いつでも定期購読をやめることが可能です。

またグローバルではEAよりもシグナルでのコピートレードのほうがメジャーなため、EAの購入は選択肢が限られる一方、シグナルは豊富な選択肢の中から選ぶことができます

MQL5のシグナル情報の一例

MQL5のシグナル情報の一例

MQL5って?

コピートレード(システムトレード)は他の優秀なトレーダーの方法をコピーしてその通りに取引を行うトレードのことですので、コピーする取引をシグナルとして定期購読する必要があります。

MQL5はメタトレーダー(MT4/MT5)を開発してきたMetaQuotes Software社が運営しているシグナル販売所のようなものです。

MQL5にはシグナルの数が豊富(世界最大)にあり、コピーするシグナルの運用成績が詳細に記載されております。

そのうえ定期購読の値段もリーズナブル

またMQL5はMT4/MT5を開発したMetaQuotes Software社が運営しているため、互換性もあり、導入が簡単です。

MQL5の登録方法

①まずはMQL5にアクセスし、右上の「新規登録」ボタンをクリックします。

②登録画面に移動したら、登録する「ログインID」と「Eメールアドレス」を入力し、「プライバシーとデータの保護に関する方針」と「利用規約」にチェックマークを入れて「登録する」ボタンをクリックします。

③登録したEメールアドレスに以下のメールが届きます。
再度MQL5にアクセスし、「ログインID」及び「パスワード」入力しログインします。

④ログインしたら、「シグナル」タブを開き、シグナルを選びます。なお、MT4で自動売買する場合には、検索欄左にあるリストを「MetaTrader4」に切り替える必要があります。

以上で、MQL5の登録は完了です。

シグナルは閲覧しきれないほど豊富にあるので、欲しかったシグナルがきっと見つかるはずです!

MQL5のシグナル運用成績は少しわかりずらい部分もあるため、以下の記事で詳細に解説しております。

参考にしてみてください!

MQL5 シグナル成績の見方を詳しく解説(Part1)

MQL5 シグナル成績の見方を詳しく解説(Part2)

MT4とMQL5の紐づけ

MQL5で定期購読したシグナルをMT4で受信するために、MT4とMQL5の紐づけを行う必要がありますので、その方法を解説いたします。

①MT4を起動し、「ツール」→「オプション」を開きます。

②「コミュニティ」を開き、MQL5の「ログインID」と「パスワード」することで、MT4とMQL5の連携は完了です。

MQL5でシグナルを定期購読する

MQL5でシグナルを定期購読する方法を解説します。

シグナルを定期購読する方法は2通りあり、(A)MQL5のサイトに行きシグナルを購読する方法と(B)MT4で購読するシグナルを選ぶ方法です。

どちらでも構いませんが、MQL5のサイトに行きシグナルを選ぶほうがシグナルの情報量が多いためおすすめです。

(A)MQL5のサイトに行きシグナルを購読する方法

MQL5にアクセスし「シグナル」タブを開き、シグナルを選びます。なお、MT4で自動売買する場合には、検索欄左にあるリストを「MetaTrader4」に切り替える必要があります。

②購読するシグナルを決定したら、「コピー:30USD」をクリックします。「コピー:30USD」とは、毎月購読するのに$30かかりますという意味です。

③以下の画面が表示されるので、「Meta Traderの中でコピーを始める」をクリックすれば定期購読を開始することができます。

(B)MT4で購読するシグナルを選ぶ方法

①MT4を起動し、左上の「ターミナル」マークをクリックします。
クリックすることで、画面下部にターミナルといわれる、取引内容や運用比率、ニュースやシグナルなどトレードに必要な情報を閲覧することができる画面が表示されます。

ターミナルが表示されるので「シグナル」タブを開けばMQL5で販売されているシグナルの一覧が閲覧できます。

②定期購読したいシグナルを決定したら、ターミナル内右上の「40USDで購読」をクリックします。「40USDで購読」とは毎月購読するのに$40かかりますという意味です。

③支払い方法を選択し、支払いを完了することで以下の画面が表示され、定期購読を行うことができます。

④ターミナル内の「操作履歴」タブを開き、”Signal-synchronization finished successfully”と表示されていれば、シグナルの同期が完了し、コピートレードが開始されます。

最後に

今回でMT4とMQL5の紐づけ作業も終わり、システムトレードを行うことができるようになりました。

次回のPart5ではMQL5でのシグナルの選び方を紹介いたします!

MQL5のシグナル運用成績は少しわかりずらい部分もあるため、以下の記事で詳細に解説しております。

参考にしてみてください!

MQL5 シグナル成績の見方を詳しく解説(Part1)

MQL5 シグナル成績の見方を詳しく解説(Part2)

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以下の記事を参考にしてみてください。

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